〜今だから話せる、ギリギリ進級のクセが抜けなかった私の留年記〜
※これは、再試験女王だった私が、燃え尽きて留年した話です。
同じように勉強サボって後悔してる人へ、私から熱いエールを送ります。
再試験の女王様
再試験直前まで全く勉強しない日々
私はずっと、行き当たりばったりで生きていました。
試験前になってもギリギリまで全く勉強せず、授業もほとんど受けていない。
私の通っていた某大学薬学部は前期、後期で薬学の必修科目がそれぞれ13科目ずつぐらい。
1年から6年までで3科目までしか落とすことができません。
試験まで1ヶ月を切ってからようやく資料を集め始めて、
本格的に勉強を始めるのは試験の2週間前くらい。
試験には「本試験」と「再試験」があるのですが（しかも再試験は1科目1,100円くらいかかる…高いわ！）、
私は毎回のように「本試験は模試」「再試験こそが本番」と言って、
だいたい13科目中10科目前後の再試験を抱えるのが恒例になっていました。
当時のあだ名は……「再試験の女王様」。いや、全然うれしないやつやで？
毎日睡眠１時間半の地獄スケジュール
それに本試験は2週間以上の試験期間があるのに対し、再試験は1週間しかありません。
でもその1週間で7〜8科目を合格して、本試験で取れなかった単位を取り返すという鬼スケジュール。
それで落とした単位は来年また再履修して試験を受けないといけません。
今思えば、ちゃんと計画的に勉強していれば、本試験で受かってたんちゃう？って感じです。
いや、担任にも友達にも毎回言われてたんやけどね
試験期間中は、1ヶ月間ほぼ毎日睡眠1時間半。
それ以外の時間はすべて勉強にあててました（ガチ）。
当然、試験が終わる頃には免疫力も底をつき、口唇ヘルペスができてました。お疲れ、私の体。
再試験のお供です。飲みすぎ注意！！！！
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ついに崩れたバランス、４回生の壁
OSCEで受けた想定外の挫折
そんな生活を続けながら、1〜3回生までは奇跡的に進級できていました。
ところが、4回生になってから様子がおかしくなります。
急にやる気が出なくなったんです。
OSCE（オスキー）という実務実習に向けたトレーニングでは、
患者さんや来局者対応、調剤の基本、服薬指導などを練習します。
これは、薬学生が実務実習に進む前に、スキルと態度が基準に達しているかどうかを評価する試験です。
（※情報元：薬学共用試験センター）
このOSCEの練習で、来局者対応や情報提供には一応カンペがあったのですが、
私は全く覚えておらず、見事に玉砕。先生にけちょんけちょんに怒られました。
いや、そもそも「授業で覚えてきなさいって言われてた」のか、
「覚えてきて当然でしょ」っていう空気やったのか…うーん、授業出てへんかったからわからん！（笑）
一番得意だと思っていた「コミュニケーション」で挫折し、
今思えば、定型文を覚えた上で臨機応変な対応が求められるんやから、そら怒られるわな
さらに過去3年間の再試験ラッシュで完全に燃え尽き、
合格率90%とも言われるCBT（共用試験）にも通らず……（オスキーは受かったけど）
そして、2020年2月。正式に「留年」が決まりました。
合格率90％のCBTに落ちて留年へ
もちろん、再試験も受けましたよ。
不合格になったのは完全に自分の責任なんですけど、
CBTの再試験って共用試験扱いなんで、再試験料が2万円くらいかかるんですよ……
高い！！！でもちゃんと自分のバイト代で払ったよ（笑）
結局、私は4回生で留年することになりました。
ただ、落としたのはCBTだけで、大学の授業の試験は進級条件を満たしていたので、
「休学」という形で1年お休みして、翌年のCBTに向けて再スタートを切ることになりました。
留年を経て今思うこと
当時の自分に伝えたいこと
過去のことを思い返すと、「ようやってたなあ…」としみじみ思います。
でも、失敗したからこそ見えたことや、今だからこそわかることもたくさんあります。
まあ、当時の私に声をかけるとしたら、
「夜はちゃんと寝なさい。できれば7時間。
あと朝は、昼まで寝るな。早く起きろ。
タンパク質とれ。筋トレもしておけ。
あと、とりあえず“5分だけ”やってみ。案外やる気出るから」
って感じかな。
留年からの復活劇、国試合格編はまた後日。
CBT勉強用にこの本の第1版を買って勉強しました。白衣のポケットにジャストフィットするので（笑）、実習先に持っていくと安心です。↓↓↓↓
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